愛犬それぞれに合った食事内容を

◆適した食事はそれぞれ違う

人間と同様に、犬も食事には十分に気を使ってあげなければいけません。犬は、犬種はもちろんのこと一匹ずつ体質が異なりますので、犬だからといって同じ食事内容にするのは間違っています。また、飼い主のご家族の家族構成や生活パターンもそれぞれ異なりますので、どのご家庭の愛犬も同じ食事内容になるということはまずないでしょう。愛犬や飼い主のご家族の状況に合わせて、最もふさわしい食事を決めるようにすればいいのです。

◆子犬の時期の食事

子犬は、身体がまだ十分に成長をしておらず、消化や吸収力が大人に比べて低くなります。ですので、1回の食事でたくさんの量を食べるということはよくありません。犬の食事は1日2回というイメージがあるかもしれませんが、それは成犬になってからのことで、子犬の時期は1日3~5回に分けて食事をするというのが、愛犬の身体のことを考えるとベストと言われています。

月齢に合わせた食事内容

犬の食事内容は、成長に合わせて変えてあげるようにしなければいけません。犬によって成長のスピードに個体差がありますので、獣医の方に相談をして食事内容を決めてあげて下さい。

基本的には、以下の月齢で食事内容を変えてあげるというのが、子犬の時期の理想的な形と言われています。

・2~3カ月
消化や吸収の力がまだまだ低いため、胃や腸に優しい柔らかい離乳食を与えるようにして下さい。お湯でふやかすなどの工夫をし、ペースト状の食事をあげるようにしましょう。

・4~10カ月
ある程度硬いものを食べても大丈夫な時期になりますので、身体の成長のことを最優先に考えた食事内容にしてあげるようにしましょう。栄養価が高いパピーフードを与えると、丈夫で健康な身体をつくることが出来ます。

・11カ月以上
成長のスピードも徐々に落ちていき、ほぼ成犬の身体へと仕上がる時期です。成犬用のフードに切り替える準備を始めるようにしましょう。

市販か手作りどちらがいいの?

最近では、愛犬に対する愛情を強くお持ちの飼い主の方も多くいらっしゃいます。そういった方は、愛犬の食事も手作りのものを選ばれることもあります。犬にとって、市販のフードと飼い主手作りの食事のどちらがいいのでしょうか?それぞれにメリット・デメリットがありますので、ここでご紹介をさせて頂けたらと思います。

<市販のフード>

メリット
最大のメリットは、手間がかからないということではないでしょうか。また、栄養バランスの取れた食事を手軽に摂ることが出来るというのもメリットと言えるでしょう。

デメリット
同じものを繰り返し与えることで、いつもと違った食事をしなければいけない状況に置かれると、食事面で苦労をしてしまう可能性があります。

<手作り食>

メリット
その日その日で食材が違うことから、体調に合わせた食事を摂ることが出来ます。また、新鮮な食材や季節の食材を食べられるというのもメリットと言えるでしょう。

デメリット
飼い主への手間がどうしてもかかってしまいます。また、必要な栄養素が何かを理解していなければ、栄養が偏ってしまったり、栄養過多になってしまう可能性もあります。

 愛犬にとってどちらがいいか、一概に言うことは出来ません。最も大切なことは、愛犬が食事の時間を喜んでくれるかどうかということではないでしょうか。

食事の量と時間

犬も人間と同じで、その日の体調によって食べる時間や食べられる量が違ってきます。ですので、毎日同じ時間に同じ量の食事をする必要はありません。愛犬の体調を見ながら、適切な量を食べさせてあげるようにしましょう。

 市販のフードには、年齢や体型に応じた最適量を記載していることが多いですが、それに必ず従う必要はありません。食の細い子に無理やり食べさせてしまっては、食事が嫌いになってしまう可能性もありますし、太ってしまっている子にそのままの量を食べさせてしまっては、また体重が増えてしまう可能性もあります。愛犬のコンディションに合わせて、飼い主が最適な食事の量や時間を決めてあげなければいけないのです。

犬にとってNGの食材

一緒に共同生活をしていると、ついつい自分たちが食べているものをあげてしまいたくなるものです。しかし、人間の食事を犬に与えることは、犬の身体にも悪影響を及ぼしますし、しつけにも良くありません。人間が食べる食材を使って愛犬の食事を作られる場合も、犬には良くない食材がありますので気を付けなければいけません。

・タコやイカなどの甲殻類は、犬にとって消化し辛い食材ですのでNG。
・玉ねぎや青ねぎなどのネギ類は、貧血や血便を引き起こすリスクを高めるのでNG。
・チョコレートは、中毒症状を引き起こすことがあるため、犬には絶対にNG。

この他にもさまざまな食材が、人間には問題がなくても犬には問題を引き起こしてしまうことが分かっています。市販のフードではなく食材から選んで手作りされるという方は、特に犬にとってNGな食材は理解しておいて頂く必要があるでしょう。