トレーニングの際のごほうびの選び方

●犬にとって褒められていると認識出来るごほうび

犬は人間の言葉をある程度は理解することが出来ると言われています。ただ、言葉の意味というわけでなく、言葉のフレーズや口調によってどういったことを言っているのかを理解しているのです。

褒めているということをいきなり言葉だけで伝えることは、どれだけ賢い犬であっても難しいものです。ですので、まずはごほうびと言葉で褒めることの併用を行い、愛犬が「自分は今褒めてもらうことが出来ている」と認識をさせてあげる必要があります。

◆犬にとってのごほうびとは?

犬がごほうびと感じる物、それはおやつなどの食べ物はもちろんですが、身体を撫でてもらえるということ、一緒に遊んでもらえるということなど、さまざまです。

その犬によって最高のごほうびは何かというのは異なってきますが、おやつなどの食べ物をごほうびとするのが、最初のうちは分かりやすくていいのではないかと思います。

<ごほうびに食べ物を選ぶ理由>
犬にとってのごほうびというのは、食べ物以外にもたくさんあります。しかし、しつけ初心者の方は、食べ物をごほうびとして選ぶ方が良いと言われています。その理由はいくつかあります。

1つ目の理由は、「食べ物は食べたら終わり」という理由です。おもちゃ遊びごほうびとすることも出来ますが、そうなるとおもちゃ遊びでの遊び方のしつけも必要になり、1つのしつけだけでは終わらなくなります。

2つ目の理由は、「テクニックを要しない」という理由です。撫でるということをごほうびとすることも出来ますが、それによって愛犬が興奮する可能性もあり、愛犬の精神状態をコントロールするというテクニックがどうしても必要になります。

3つ目の理由は、「犬にとって分かりやすい」という理由です。食事をすることは犬にとって楽しみですので、食べ物を貰えることで喜びを感じることが出来ます。特に普段食べないような好物を貰えた場合、これをすればまた好物が貰えると犬は思いますので、1回で正しい行動を身に着けられるということもあるのです。

効果的なあげかたをマスターしよう

ごほうびとして食べ物をあげるという方法は、初心者でも非常に行いやすいと言いましたが、正しいタイミングや量には気を付けなければいけません。ごほうびとして食べ物を上げる場合、どういったことに気を付ければいいか、以下にご説明をさせて頂きます。

Point1 愛犬の身体に応じた量を守る
ごほうびとしておやつをあげすぎてしまうのは、肥満の原因となります。適量としては、普段の食事の1~2割と言われております。ごほうびの量が多かったと感じたときは、食事で調整をするようにしなければいけません。

Point2 ごほうびをあげるタイミング
おやつをごほうびとしてあげる場合、褒め言葉を愛犬に伝えてからのタイミングでごほうびをあげるようにしなければいけません。ごほうびを貰えることはとても嬉しいことですので、その前のタイミングで飼い主からかけられた言葉というのは、犬は嬉しい言葉であると認識をします。

ごほうびをあげるタイミングを守れば、やがてはおやつをあげなくても褒められていると認識をするようになります。

Point3 ごほうびに慣れさせない
ごほうびをもらうことが当たり前になってしまっては、メリハリがつかなくなってしまいます。おやつの種類を変えてみたり、毎回おやつをあげないようにすることで、犬はしつけに対してワクワク感を感じるようになり、積極的にトレーニングに臨むようになります。

ごほうびのランキングを決めよう

ごほうびのおやつにもいろいろな種類があります。犬によって好きなおやつの種類は異なりますので、愛犬に合わせてごほうびのランキングを決めるようにしましょう。

◆トレーニングの内容によって使い分ける

ごほうびのおやつは、トレーニングの難易度によって使い分けるという方法が非常に効果的と言われています。難しいトレーニングをこなしたときや、気が散りやすい屋外でのトレーニングの際には、大好物のおやつをあげるようにして、愛犬に「頑張ったね」という気持ちを伝えるようにしましょう。こうしてあげるおやつの種類を変えることで、トレーニングにメリハリが付きますし、愛犬のしつけに対するやる気を強めることも出来ます。

◆おやつ以外のごほうびも取り入れよう

おやつをごほうびにしてトレーニングをある程度進めることが出来たら、おもちゃ遊びや身体を撫でるといったごほうびも取り入れていくようにしましょう。愛犬のトレーニングの進み具合に応じてごほうびの種類を増やしていくと、よりトレーニングに応用力も出てくるでしょう。