トレーニングを成功させるためにおさえておくべきポイント

愛犬が人間との生活を快適に過ごすためには、飼い主がきちんとしつけを行ってあげなければいけません。ただ、犬のしつけというものは、簡単そうに見えて難しいものです。犬はあっという間に大人になってしまいますので、短い期間でしつけを行わなければならず、間違ったトレーニング方法を行ってしまうと、かなりのタイムロスになってしまいます。

そういったことが無いように、トレーニングを成功させるポイントというのをしっかりとおさえておかなければいけません。そこで、ここではトレーニングを成功させるポイントを3つご紹介したいと思います。

Point1 愛犬が問題行動を起こさない環境づくり

犬は人間に対して非常に忠実ですので、飼い主に悪さをしてやろうという気持ちから、問題行動を起こすことはまずありません。愛犬が問題行動を起こす理由は、実は私たち飼い主側に原因がある場合も多いのです。

犬が興味を示すようなものを行動範囲内に置いてしまったり、恐怖心を抱いたり、興奮させるような状況を作ってしまったり、私たち人間が気付かないうちに、犬の問題行動を引き起こさせてしまっていることがあるのです。

犬は、同じことを繰り返すことでそれが身体に染みついてクセになってしまいます。クセというものはなかなか抜けるものではありませんので、クセがつく前に飼い主が気付き直してあげなければいけません。

クセがつく環境に愛犬を置いてしまうということは、しつけを長期化させることにも繋がりますし、しつけによる愛犬への負担も大きくなってしまいます。愛犬を大切に思うのであれば、問題行動をそもそも引き起こさない生活環境を整えてあげることが大切なのです。

◆愛犬の行動パターンが分かれば、問題行動を事前に防ぐことも出来る

犬にはある程度行動パターンがありますし、その犬独自のこだわりなどもあります。それをきちんと飼い主が理解出来ていれば、問題行動を起こすまえに対策を練ることが出来ます。愛犬が取るだろう行動に対して1歩先を読んで考え、その行動を起こさないような対策をすることで、問題行動を愛犬が起こすようなこともなくなるのです。

Point2 正しい行動を教えること

犬は賢い生き物ですので、きちんと教えてあげれば言うことを聞いてくれます。飼い主に褒めてもらうことが何よりの喜びですので、正しい行動を教えてその行動を取れば褒めてあげる、これを繰り返し行うことで、正しい行動が身について問題行動を起こさなくなります。

犬は応用を利かせることが苦手ですので、1つずつステップを踏みながら教えてあげる必要があります。犬に合ったトレーニング方法として「4Dトレーニング」が最近は話題になっています。4Dトレーニングとはいったいどんなものなのかを、これからご説明をしたいと思います。

<犬に合ったしつけ方法の4Dトレーニング>

犬は応用を利かせることが苦手ですので、ステップを踏みながら教えてあげなければ身に付かないと言われています。ステップを踏みながら1つずつこなしていくトレーニング方法が「4Dトレーニング」です。4Dトレーニングでは、以下の4つのDを大切にしています。

Duration=継続時間
正しい行動に時間制限を設ける。その時間制限を徐々に伸ばして、正しい行動を定着させていきます。

Diversity=環境の多様性、Distraction=気の散りやすさ
犬にとって気になるモノを周り置いた環境で、正しい行動を取ることが出来るようにします。

ある程度気が散った状態で正しい行動が取れるということは、正しい行動が身に着いたと考えることが出来ます。

Delivery of reward=ごほうびのもらいかた
ごほうびを当たり前にもらえる環境にしない。そうすることで、ごほうびがなければ正しい行動が出来ないということを防ぎます。

Distance=距離
ある程度飼い主との距離があっても正しい行動が取れるようにする。

Point3 正しい行動に対して褒めてあげる

しつけの最終地点は、ごほうび無しでも正しい行動が取れるようにすることです。

最初のうちは、やはりごほうび無しでは正しい行動を取ってくれないでしょう。それでも全然良いのです。ごほうびを目的として飼い主の言うことを聞いていたのが、何度も同じことを繰り返すことで、自発的に飼い主の言うことを聞こうとしたり、正しい行動を取るようになるのです。

愛犬が自ら正しい行動を取ったとき、飼い主は何をしなければいけないでしょうか?それは「褒める」ということです。褒めるというごほうびは、私たちが思っている以上に犬たちには嬉しいものですので、また褒めてもらおうと正しい行動を取るようになり、その行動が身に着くのです。

私たち飼い主は、愛犬が取る悪い行動にばかり目がいきがちですが、正しい行動にもきちんと目を向けてあげなければいけません。吠えているときに怒って静かな時に褒めてあげない、それでは愛犬も飼い主のために頑張ろうとは思ってくれません。

しつけをする際には、悪い行動だけでなく良い行動もきちんと見てあげるようにしましょう。

◆3つのポイントをおさえれば、トレーニングを成功させることが出来る

これまでご紹介をした3つのポイントさえおさえれば、愛犬は正しい行動をきちんと理解してくれますので、飼い主が叱るばかりのトレーニングになることもありませんし、短期間でトレーニングを終わらせることが出来ます。