問題行動、トラブル③かみグセ

犬がみせる問題行動にはさまざまなものがありますが、かみグセという問題行動は、相手を傷つけてしまう危険性もありますので、すぐにでも直す必要がある問題行動と言えます。安心をして一緒に行動が出来るよう、かみグセの原因を理解し、改善を目指すようにして下さい。

◆かみグセには理由がある
犬がかむという行動に出るのには、何かしらの理由があります。かみグセがついてしまっている犬は、何らかの理由があることは明らかです。その理由を追及してかむ必要がないことを教えてあげれば、かみグセは自然と直っていきます。大切なモノを守りたい、自分のモノを取られたくない、などのようにさまざまな理由があります。色々な理由がある中で、よく見られるケースを例にかみグセを直す方法をご紹介したいと思います。

Case1 飼い主を守るために

犬はご主人様のことをとても大切に思っています。そんな大切なご主人様が他の犬や人と仲良くしている姿を見て、嫉妬をしてしまうことがあるのです。そういった飼い主のことを大切に思う気持ちがかみグセへと繋がってしまっている場合もあるのです。

◆対処法

上記のことが原因の場合は、「心配をしなくても1番大好きなのはアナタだよ」「守らなくても大丈夫だと」ということを教えてあげるのです。例えば、他の犬を触るときには、愛犬を抱っこしてあげるようにして、1番大好きなのは自分なのだということを分からせてあげるようにするのです。

◆早めの対処が大切
大切な存在を守りたいという行動がエスカレートをしてしまうと、問題行動がさらに酷くなったり、敵と認識をされた対象が怪我をしてしまう危険性が出てきます。執着心を強く持たないように、早めの対処を行わなければなりません。

Case2 フードボウルを守るために

犬は食に関する執着が強く、自分が食事の際に使用する食器をとても大切なモノだと思っています。食器に対する執着が強くなると、問題行動を引き起こすリスクも高くなりますので、食器に対する執着を子犬の段階からよく観察・対処をしておく必要があります。

◆対処法
食器の執着に対する敵は、人間の手であることが多いです。その原因は、犬が食事をしているときに人間が食器を動かしてしまうことにあります。食事中に食器を取り上げるようなことをしてしまうと、人間の手を敵と認識してしまい、食事中は人間の手をとても警戒するようになります。人間の手は食事を邪魔する物ではないと認識をさせる必要がありますので、食事を食器からと人間の手からの2パターンであげるようにしましょう。そうすることで、人間の手は食事を邪魔するものではないという認識に変わり、食事中のかみグセをなくすことが出来ます。また、食事中に食器へ手でごはんを追加してあげるというのも、とても効果的だと思います。

Case3 おもちゃを守るために

遊ぶことが大好きな犬の場合、おもちゃへの執着が強くなる傾向があります。おもちゃを口にくわえたまま返してくれずにかみつくのはダメな行動ですので、直してあげる必要があります。おもちゃへの執着が強くなるのは、おもちゃを返すと戻って来ないと思ってしまっているからなのです。また、無理やり取り上げられて嫌な思いをしたというのも、おもちゃへの執着を強めてかみグセをつくる原因になっていたりもします。

◆対処法
おもちゃを無理やり取り上げないようにするために、「チョウダイ」という合図を教えるようにしましょう。「チョウダイ」の一言でおもちゃを口から離すようにして、無理やり取り上げなくてもよくするのです。最初は「チョウダイ」の意味が分かっていないと思いますので、おもちゃを口から離した瞬間に「チョウダイ」という言葉をかけるようにして、おもちゃを飼い主が一旦手にして愛犬に渡すようにします。「チョウダイ」の意味が分かってくれば、合図があると口からおもちゃを離すようになりますので、ごほうびで褒めてあげてまたおもちゃをあげるようにして下さい。